５月４-５日に福島県南相馬市馬事公苑特設コースで開催された第３５回日本選手権ディスクゴルフトーナメントにグランドマスター部門（５０歳以上の部）で初出場し、初優勝することが出来ました。
公式戦では昨年の中部オープン優勝に続いて２勝目。５０歳以上に５１歳で出ているので難しいところはありますが、５０歳以上でないと出場できないのでそれはそれでよし。さらに尊敬する川崎篤人選手も出場しているのでとても気合が入っておりました。
今回開会式で福島県ディスクゴルフ協会の大村会長が２５０時間を超える時間を会場整備に費やしたとのこと。同じ福島県人としてさらにディスクゴルファーとしてさらに気合が入りました。南相馬の皆様本当にありがとうございました。福島県の誇りです。
しかしながらこの時期は米の苗に水を撒く仕事があり、日帰りの参加。公式練習を含めると３往復し、今ではナビ無しでも楽勝で馬事公苑に行くことができます。怪我の功名。
初めての日本選手権。略して”日選”。コースマップが出るのが直前だったので妄想時間も少なく、そわそわして公式練習に行きました。投げてみて感じたことは、”日本選手権らしくない”でした。もう少しチャレンジングなコースだと勝手に思ってましたので若干がっかり。でもそこは”日選”なのでコースと対話しながら、投げ続けました。
初日の午前中は５バーディ１ボギーの４アンダー。まずまず。パットが迷子になりつつもショットの安定があり、丁寧なラウンドが出来ました。午後なんと日本を代表するディスクゴルフファー菊地”T2”哲也選手、白井一夫選手、藤井選手とのラウンドとなりまして、心が落ち着かないまま１８ホールを終えました。７バーディ３ボギー１ダブルボギーの２アンダー。菊地選手が９アンダーだったので全く歯が立たず。さすがのラウンドでした。
２日目の午前中は部門ごとのラウンド。尊敬する川崎選手とのラウンドとなりさらにこの時点で２位の川崎選手と１４投差がついていたので気持ちは残りの３６ホールでその差を守ろうとしていました。結果は４バーディ１ボギー１ダブルボギーの２アンダーとスコアこそアンダーパーでしたが、すべての歯車がおかしくなっていました。お昼を食べて気持ちを切り替えようとしましたが、お腹いっぱい食べてしまい、逆効果に。午後の準決勝は９ホールで２バーディ３ボギー１ダブルボギーの３オーバー。パットも迷子になり、ショットも精彩を欠いていました。決勝の９ホールは少し持ち直すものの１バーディ２ボギーの１オーバー。前日の貯金に助けられ、優勝することが出来ました。決勝で良かったことは４番ホールでバーディが取れたこと。D2のサイドスローでS字でゴール５ｍに。最終ホールの１８番では優勝パット７ｍを外し、かっこ悪い終わり方がこの日を表していました。
今回はすべてPRODIGYDISCのディスクで投げ切りました。日本を代表する梶山学選手を応援するつもりで投げ始めて、でも結果お世話になりました。でもすぐにグランドマスター部門で日本一になれたことで少しは恩返しできたかなと。”自分の好きなディスクを投げたらいい”と当たり前のようなでも真意のある言葉をもらい、パットが迷子になっていた自分に光が見えました。転がるけど大好きなPa4でパットをする。そう心に決めました。ゴンさんのサインも入ってるし、間違いない。
また菊地選手とラウンドして感じたことがあります。それは、
「自信をつけるために練習をし、その自信を試すために試合がある。」
ということです。彼の振る舞いはそう物語っているように感じました。これは心に刻みつつ、丁寧に投げ続けたいと思います。
最後に、毎日ほぼ毎日よしえティで稽古をつけてくれる妻、佳恵さんに感謝しつつ次へのステップに向かいます。
以下、結果です。
https://www.pdga.com/tour/event/67929
写真の新聞は福島民報5/7です。
