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農業通信 うまがんべぇ平成28年11月号より

新米がうまくて箸が止まらないです。

そんなコメントをいただきます。

実際に新米を食べてみるとこれがまた非常に美味しい!

 

毎年のことですが新米のうまさには脱帽です。渡部農園のお米は蔵で保存していますので味の変化はそれほどないと思っていますが、新米が出た途端にその考えは甘かったと。

 

今年の新米は特に美味しいと感じます。理由はわかりませんが、自然が与えてくれたご褒美として美味しく食べようではありませんか!

 

ブログや農業通信を書くようになって10年くらいになります。はじめは単に好奇心で書いていましたが最近では何を書いたらいいか考えながら書いています。

 

毎週火曜日と水曜日に越谷に行くようになって電車の中で考える時間が確保できるようになり、今自分たちがどこにいて、どこに進むべきか落ち着いて考えてみました。そのきっかけは子どもたちが与えてくれました。先日横浜でPatagoniaという洋服のメーカーが製作した「UNBROKEN GROUND」という短編映画を観てきました。横浜にいる娘から勧められたのです。

 

彼女がどうしてこの短編映画のことを知ったのかは知りませんが、これまでの食に関する警鐘を鳴らすものでした。農薬や肥料を使わないお米"とか米"を栽培して10年少々。子どもたちは私たちの背中を観ていたのでしょうか。とても嬉しくなりました。同時に責任感を感じています。次世代につながるような生き方をしていきたいと強く感じています。

 

新米の美味しさは、そういうことも含んでいてくれるのかもしれません。