ディフェンスが苦手な人が押さえたい4つのポイント②

 ディフェンスが苦手な人が押さえたいポイントの二つ目は、

 

一人で守らない

 

です。頑張れば頑張るほどオフェンスが楽になってしまいます。

 

2、一人で守らない

 ディフェンスが苦手な人は大概自分のディフェンス能力だけにフォーカスしがちです。しかしアルティメットはチーム競技ですので他の人の力を借りることが実は大事です。

 

・ディフェンスのスタイルを理解する

 アルティメットは基本的にオフェンスが有利です。ディスクを保持している上に先に動き出すからです。オフェンスが優位なのですからディフェンスはどこかを制限しなければ絶対に勝つことはできません。それがマンツーマンディフェンスやゾーンディフェンスなどのディフェンスのスタイルです。

 マンツーマンディフェンスには大きく分けると二つあります。投げる方向を一方に限定するフォースワンサイドとコートの中央に投げさせるフォースミドルです。このディフェンスの鍵になるのが”マーカー”です。

 

・マーカーの役割が一番重要

 ディフェンスにおいて一番重要なポジションがマーカーです。マーカーはディスクに一番近いところにいるのでマーカーで投げられる方向を限定できればオフェンスにプレッシャーをかけることができ、ミスを誘う出すことができるのです。

 

・ディフェンスは鬼ごっこ

 ディフェンスに不安がある人が陥りやすい行動にどこまでもついていくという傾向があります。しかし身体能力に大きな差がある場合は別としてこのディフェンススタイルはお勧めできません。なぜなら必ずパスを通されるからです。アルティメットのコートは横幅が37m、プレイイングエリアでも縦は64mあります。どこまでもついていくディフェンスのイメージはその37m×64mのエリアで鬼ごっこをしているようなものです。絶対に捕まるはずはありません。鬼ごっこで捕まえるのであればエリアを限定するように追いつめなければ捕まえることはできません。

 

・マーカーが抑えているエリアはマーカーに任せる

 マーカーが限定しているエリアはマーカーに任せるべきです。オフェンスがそのエリアに入るようであればマーカーにそのことを伝え、より強固にディフェンスしてもらえるように促しましょう。その際、自分はマーカーが抑えていないエリア(オープンスペースという)に居て、オフェンスがオープンスペースに来ることを想定しながらディスクとオフェンスの両方を監視していくと良いでしょう。さらにはマーカーが抑えているエリアのオフェンスにパスが通るかもしれないことも想定しておくと次の行動がよりスムーズになるでしょう。

 

このように、ディフェンスをする際、マーカーの重要性を認識し、マーカーをより強固なものにし、投げるエリアを限定することでディフェンスできる確率が格段にアップします。