ディフェンスが苦手な人が押さえたい4つのポイント(まとめ)

ディフェンスが苦手な人は、きっと多いはずです。オフェンスが優位なアルティメットでは必ず通る道。その道を少しでも後押しできるようなポイントを私なりに書いてみました。今回はそのまとめです。

 

ディフェンスが苦手な人が押さえたいポイントは以下の4つ。

 

1、体力

2、一人で守らない

3、読み

4、ノートをつける

 

1、体力

  アルティメットで一番重要一番取り組みにくいのがこの体力だと思います。最後まで走りきることができれば、、、という敗戦の弁は常套句だと思います。ディフェンスにおいてもこの体力が一番重要な要素となります。つまり最後までオフェンスについていくことができれば何かしらの作戦を立てることができますが、走り負けてしまってはその後のオフェンスはもちろん試合展開までも影響を及ぼしてしまうからです。

 それでは、どのような体力をつければいいのか?

それは簡単で、40分ハーフの試合であればその時間、50分流しであればその時間で走り回ることができるような体力です。

 アルティメットではダッシュ、ジョギングを繰り返しますね。トレーニングでも同じようにダッシュ、ジョギングを繰り返すインターバルトレーニングが良いです。はじめは5分くらいから始めてみると良いですが、最終的には40分のトレーニングができれば十分です。

 試合後のトレーニングも有効です。試合は全力で取り組むのでその後の残りの体力は少なくなってます。その状態でインターバルトレーニングをすると効果は大きいです。

 そして絶対にしてはいけないことがあります。誰かに命じられて取り組むことです。誰かに命じられて行うトレーニングはただの作業であって自分のためになりませんし、ストレスがたまり非常に良くありません。トレーニングは自分のために自分で計画を立てて実行しましょう!

 

2、一人で守らない

 ディフェンスが苦手な人は大概自分のディフェンス能力だけにフォーカスしがちです。しかしアルティメットはチーム競技ですので他の人の力を借りることが実は大事です。

 

・ディフェンスのスタイルを理解する

 アルティメットは基本的にオフェンスが有利です。ディスクを保持している上に先に動き出すからです。オフェンスが優位なのですからディフェンスはどこかを制限しなければ絶対に勝つことはできません。それがマンツーマンディフェンスやゾーンディフェンスなどのディフェンスのスタイルです。

 マンツーマンディフェンスには大きく分けると二つあります。投げる方向を一方に限定するフォースワンサイドとコートの中央に投げさせるフォースミドルです。このディフェンスの鍵になるのが”マーカー”です。

 

・マーカーの役割が一番重要

 ディフェンスにおいて一番重要なポジションがマーカーです。マーカーはディスクに一番近いところにいるのでマーカーで投げられる方向を限定できればオフェンスにプレッシャーをかけることができ、ミスを誘う出すことができるのです。

 

・ディフェンスは鬼ごっこ

 ディフェンスに不安がある人が陥りやすい行動にどこまでもついていくという傾向があります。しかし身体能力に大きな差がある場合は別としてこのディフェンススタイルはお勧めできません。なぜなら必ずパスを通されるからです。アルティメットのコートは横幅が37m、プレイイングエリアでも縦は64mあります。どこまでもついていくディフェンスのイメージはその37m×64mのエリアで鬼ごっこをしているようなものです。絶対に捕まるはずはありません。鬼ごっこで捕まえるのであればエリアを限定するように追いつめなければ捕まえることはできません。

 

・マーカーが抑えているエリアはマーカーに任せる

 マーカーが限定しているエリアはマーカーに任せるべきです。オフェンスがそのエリアに入るようであればマーカーにそのことを伝え、より強固にディフェンスしてもらえるように促しましょう。その際、自分はマーカーが抑えていないエリア(オープンスペースという)に居て、オフェンスがオープンスペースに来ることを想定しながらディスクとオフェンスの両方を監視していくと良いでしょう。さらにはマーカーが抑えているエリアのオフェンスにパスが通るかもしれないことも想定しておくと次の行動がよりスムーズになるでしょう。

 

 このように、ディフェンスをする際、マーカーの重要性を認識し、マーカーをより強固なものにし、投げるエリアを限定することでディフェンスできる確率が格段にアップします。

 

3、読み

 ディフェンスにおいても”読み”は重要な比重を占めます。なぜならばアルティメットはオフェンスが優位だからです。先にも書いたように、オフェンスが先に動き出すからオフェンスが優位になります。ならばそれを逆手にとってディフェンスが先に動いてみると良い。

 しかし先に動くといってもオフェンスに逆手を取られるような大きな動きをしてはならない。動くのは片足、もしくはからだの向き、位置だけにしておかないと動き自体がオフェンスの優位さをもたらしてしまうので注意が必要です。

 先にこれらのアクションを起こすことでオフェンスが起こすリアクションを細かく分析するのですが、一番最初のアクションが一番重要で、その試合を左右するといっても過言ではないくらい重要です。なぜならば、”先に入った情報が、後の情報を規定する”からです(『あなたの話はなぜ「通じない」のか』山田ズーニー著より)先にアクションを起こすことでオフェンスがディフェンスの様子を伺います。つまり選択肢が増えるのです。選択肢が増えるということは選択をする必要が生まれ、気持ちが散漫になります。散漫になればパスの精度も落ちてきます。最初のパスが失敗したら次のパスへの挑戦の意欲が格段に下がってきます。これが狙いです。

 また”読み”ディフェンスをする際、スローワーの”癖”も観察しておきます。これも先に書きましたが、スローワーのエリアを制限できればディフェンスできる確率が、ぐっと上がりますのでスローワーの”癖”を読んでおけば、最初の一本を抑えることができ、二本目を投げる挑戦意識を削ぐことができます。

 このようにディフェンスをする際、”読み”を入れることでディフェンスの質が格段に上がってきますが、注意する点も増えます。それは、頭を使う”読み”をディフェンスに入れることで最初の数週間ディフェンスの一歩が遅れてしまう場合があります。しかしこの頭を使う”読み”を継続していくことで”読む”ことが日常化していき、より高いレベルのディフェンスができるようになります。

4、ノート
  練習や試合、特に白熱した試合であればあるほど、真剣になればなるほど内容を覚えている場合が少ないことはよくあることです。あのプレー!って思うけれどもビデオで観るとさほど出なかったり、大したミスじゃないと思ったこともビデオで観たりチームメイトと話してみると実は結構ターニングポイント的なミスだったり。
 覚えているようでいて実は記憶って曖昧で、1時間後には半分以上忘れるという実験結果もあるみたいです。
 そして厄介なことに私たちは記憶を美化する傾向にあるようです。先ほど書いた素晴らしいと思ったプレーもビデオで観るとと大したことがなかったりします。反対に悪いことは忘れる傾向にあります。昔、先生に怒られたことは怒られたことだけ覚えていて肝心のなぜ怒られたのかは忘れてしまっている場合が多いはずです。
 ”ノート”は自分やチームメイトそして対戦したチームを客観的に見ることができます。”ノート”は記憶に頼るのですが、記録することでより記憶に残ります。記憶量が多ければ多いほど対応力が違ってきます。一流選手が記憶力が抜群にいいことはよく知られていることです。記憶を記録にすることで対応力が増し、より鮮明なそして確実なプレーをすることができます。
 また客観的に見ることはコーチングの助けにもなります。自分はもちろんチームメイトへのアドバイスの質を高め、より具体的にタイミングよくアドバイスできるチャンスが増えます。これは自分の発信力を高め、チームメイトへのアドバイスの効力も高めてくれます。
 そして”ノート”は自分への約束にもなります。”ノート”に書いた実現したいことは自分への約束です。”ノート”に書くだけではなく、それをどうしたら実現できるか考えるチャンスにもなります。書き出すことで、実行、改善への扉を開けることになるのです。
 ”ノート”にはすごい効果もあります。記憶を記録したりコーチング力を高めたり約束を守る力がつくことも大切ですが、「見えないことも見えてくる」ことがあります。いままでできなかったことのヒントや勝てなかったチームへの突破口がふとした瞬間に見えてくることがあります。そういう力が”ノート”にはあります。
 ”ノート”は自分自身との対話です。これまで書いた3つのことを忘れず、自分自身との対話を通してディフェンス力をさらに高めていってほしいと思います。
5、まとめ
 以上、ディフェンスが苦手な人が押さえたい4つのポイントをまとめましたが、いかがでしたか?おそらく知ってるよという人もいると思いますが、大事なことは実行してみることです。そして記録し、改善をしていくといういわゆるPDCA(Plan計画Do実行Check評価Action改善)に辿りつきます。PDCAなくしては成長はあり得ません。
 自分自身の成長がチームの成長を助け、大きくみれば日本のアルティメットを成長させ、世界への扉を開けることにつながります。そしてこの成長を通して得られた仲間こそ一生涯の友となるでしょう。アルティメットを通して一生涯の友を見つけ、最高の人生を歩みましょう!

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