平成29年5月号うまがんべぇより

3月16日に水に浸けたお米の種を4月21日に蒔きました。5月26日から3日かけて田植えをします。今年はどんなお米が育つのでしょうか。今からワクワクそしてドキドキしています。当たり前のことですが、お米などの作物は天候に左右されます。暖かいと育ちますし寒いと育ちません。肥料の効きも天候に左右されます。この辺りの用水は約13km離れた加藤谷川から堰を使って田んぼに流れてきます。堰の用水は山々の養分をたっぷり吸収しています。この用水のおかげで美味しいお米が育っていると言っても過言ではありません。そして朝の水入れのタイミングも重要です。1日1℃違うと10月の稲刈りまで130日ありますので大きな差になって出てきます。何事にも言えるのでしょうが日々の積み重ねが大切なのです。そして一番重要なのが稲との対話です。稲がどんな状態なのかを実際に触ったり眺めたりして判断します。稲の声を聞く人もいるくらいです。特に無農薬無肥料栽培のとか米では除草が重要なポイントです。稲が苦しそうにしている状態から早くのびのびした状態へ持っていけるかが腕の見せ所になります。10月の稲刈りまで体力勝負が続きますが、美味しい新米をお届けできるように毎日毎日一瞬一瞬を大切にしてきます。(とか)