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令和元年5月号序文

元号が平成から令和に変わりました。昭和から平成になるときは、御崩御の後でしたので、どうも喜べない、でも希望を抱きたい、そんな雰囲気だったと記憶しています。しかし今回の元号変更には前に進もうとする日本がある気がしています。令和という時代はこれからの若者が中心になっていくのでしょうが、私もあと50年くらいあるので、令和の時代を存分に楽しみたいと思っています。

 5月に入ると一気に忙しくなります。今は田んぼの苗を育てていますがすぐに田植えをして、6月に入ると田んぼの草取りが始まります。りんごの摘果も6月になったら開始します。大きな行事もありますが、日々細かい作業がたくさんあります。それも秋までのことです。雪が降ったらひと段落。一年が早く過ぎる理由がわかるような気がします。10連休には娘も帰省し、賑やかです。10連休は何をされてましたか?私は作業して、フリスビーをして、団らんしております。普段の生活にどこか華やかな気分をいただいて過ごしております。休みの日に働くという贅沢な時間の使い方ができるこの生活は最高です。『鹿の王』の最新版が出るということで、町の図書館に行きました。復習しておこうと思ったのです。久しぶりに読む『鹿の王』はやはり素晴らしい。まだ最新版は読んでいませんが、今からワクワクが止まりません。アニメ化されるという噂もあるようですね。楽しみです。地元の友人がディスクゴルフにはまりました。時間があると(近くの公園で練習しないかと)連絡してきてくれます。ずっと思い描いてきたことです。夢が叶った平成。現実が広がる令和。いい時代になりそうです。彼のおかげで人生がより楽しくなりました。

 97歳の祖母は大正生まれ。僕らよりも一つ多く時代を経験しています。残念ながら大正時代のことは話してくれませんが、大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生き抜いてきた彼女の生命力を受け継いでいると思うと嬉しくそして誇りに思います。彼女に負けないように長生きし、令和の時代を生き抜いていきたいと切に願います。