青空、音楽、自分と向き合うこと

木曜日、小学校のスキー教室に参加してきた。保護者として最後のスキー教室。天気も良く、雪質も、雪面も最高のコンディションだった。

 

リフトで子どもたちと一緒の時はできるだけ子どもたちとお話しすることにしてたが、昔からあるリフトに乗る時は一人で乗った。

 

ふと、小学校6年生から始めたスキー場通いのことを思い出した。父親が狩猟をやめ、自分のスキーに付き合ってくれた4年間。

 

上手くなるためには上手い人のことをよーく見るんだと父親に教わった4年間。スキーのレベルこそたいして上がらなかったが、人を見ることは今でも本当に役立っている。

 

膝でターンを切る人、腰で取る人、全体で乗り込む人。それこそ十人十色。そのなかで自分の好きなタイプの人を見つけて、イメージ合わせて練習していたあの頃。

 

スキーがサッカーになっても、フライングディスクになっても、同じようにしてきた。人の特徴を掴むことが得意になった。いやむしろ自然とそうするようになっていった。

 

青空、音楽、自分と向き合うこと。

 

初めてアルテの世界大会に行った時も同じだった。トロントの青空、音楽、見渡す限りの綺麗な芝生に魅せられて、わからない英語に囲まれて、見たこともないようなプレーに驚かされて、自分と、自分のチームと向き合った1週間だった。

 

木曜日の午後、青空のもと、音楽に包まれながら、一人リフトに乗りながら、滑降してくる人たちを眺めながら、この空間が自分の人生を創っていることがここにあったんだとふと思いましたとさ。